「笑いがとれない」グラドル全盛期の苦悩 原口あきまさの妻・めぐみの葛藤を救った夫からの「メール」
── 原口さんといえば、“モノマネが上手いグラドル”というイメージがあります。 原口さん:ありがとうございます!当時は、モノマネ番組に「アイドル枠・グラドル枠」みたいなものがあったんです。私自身、昔からモノマネをしていたわけでないのですが、森高千里さんとかを試しにやってみたら意外と似ていたので、モノマネ番組には何度も出させていただきましたね。 モノマネのクオリティーを上げるために日々練習して、ネタ見せをして。「これも人生経験のひとつだ」と思いながら、チャレンジしていました。
── あのころのグラドルのなかには、芸人さん顔負けの活躍をされる方もいらっしゃいましたよね。一番印象に残っているお仕事は何ですか? 原口さん:それはヘビに噛まれたことですね!じつは私、テレビ史上初かもしれない、ヘビに噛まれたグラドルなんです(笑)。あるバラエティ番組の企画で、芸人さんをアテンドするバスガイド役として参加したんですが、本番前に「(ヘビにまれに)行けるか?」って聞かれて、「行けます」って返事をして(苦笑)。
ヘビを怖がる芸人さんたちを制して、「私が(ヘビを)大人しくさせます!」と、先頭に立ってヘビに噛まれるっていう。一緒にいた芸人さんに「お前が笑い全部持っていってんじゃねぇか!」って言われました(笑)。あと、落とし穴に落とされたこともありましたね。 体を張る仕事は大変ですが、その反面、成功したり、笑いを取れたりしたときはすごく楽しかったですし、やりがいも感じていました。それが芸能界で生き残る道だと信じて、ガムシャラに仕事をしていましたね。
■「テレビで笑いが取れない焦り」と人生を変える出会い ── グラドルとして順風満帆に歩まれていたんですね。 原口さん:最初のころはそうでしたね。だんだんと「次も(番組に)呼ばれるために、結果を残さなきゃ」と思うようになっていって、楽しさよりも焦りを感じるようになりました。いろいろな芸人さんとお仕事をさせていただいて、勉強にもなって楽しいんですが、やっぱり私はしょせん素人です。毎回、笑いを取れるとは限りません。