横山だいすけ、父になり「おかあさんといっしょ」のありがたみ痛感 4歳娘に自身の映像は「見せたことはない
NHK・Eテレの子ども向け番組「おかあさんといっしょ」の収録現場に密着した特番「放送65年 おかあさんといっしょの魔法」(総合、30日・後7時57分)の取材会が22日、東京・渋谷の同局で行われ、第11代歌のお兄さん・横山だいすけが出席した。 抽選で選ばれた一般の3歳児40人と行うスタジオ収録の舞台裏に迫る内容。横山は「これだけ収録現場を見せてしまうんだ、と。子どもたちが楽しめるようにっていう工夫が、いろんなところに隠されていて、それが魔法という形になってるんですけれども…。ぶっちゃけ言うと、子供たちには見せられないですよ。魔法の一部を見せちゃうわけですから」と苦笑した。 子供たちのありのままの姿を引き出す方法は今も変わらないという。横山は「65年、53人のお兄さんお姉さんがつないで、みんなそれぞれのカラーがちゃんとあるんですけど、子どもたちにどうしたら楽しんでもらえるのかが中心になっていく」としみじみ。自身は東日本大震災直後の放送を忘れられない思い出として挙げ「放送されたとき、ものすごい感謝の言葉をいただいた」と“変わらない日常”を放送で届けることの大切さを痛感したという。 17年に歌のお兄さんを卒業し、現在は4歳の女児のパパ。視聴者として、娘と「おかあさんといっしょ」を楽しんでいるといい「現役のときは歌にどういう思いを乗せて届けていこうか、という思いでいましたが、親になってみると、こんなに『おかあさんいっしょ』に助けられるんだっていうのは想像以上でした」と感謝する。 娘には「不思議なんですけど、僕が歌のお兄さんの時の映像を見せたことが一度もない」という。「毎日流れている『おかあさんといっしょ』を見せたいという気持ちになっちゃう。『この歌懐かしいな』とか『ゆういちろうお兄さん、いい顔してるな~』と親の見方で楽しんでいます」と語った。
報知新聞社