宙組スター風色日向 175センチ長身生かしてバウ初主演 戦後間もない横浜が舞台の青春劇
宙組スター風色日向が、兵庫・宝塚バウホールで、バウ初主演作「横濱RHAPSODY『MY BLUE HEAVEN-わたしのあおぞら-』」に臨んだ。公演は10月12日に開幕し、27日まで行われた。 舞台は戦後間もない横浜。南方戦線からの復員兵で、サイコロ賭博に天賦の才を持つペテン師、天地楽(ジョーイ)役で、熱演を見せた。 風色は16年入団の102期生。175センチの長身を生かした舞台映えするルックスと、歌、ダンス、芝居における巧みな表現力でも注目され、ついにバウのセンターに立った。 ジョーイの幼なじみで、GIクラブの歌手になり戦災孤児と暮らしているヤヨイ、日系アメリカ人で開戦直前に帰国した米兵でGHQ日本語通訳として再来日したライアンと再会。戦争で引き裂かれた友が再び集う。ヤヨイは山吹ひばり、ライアンには亜音有星がふんし、青春劇を展開した。 【村上久美子】(ニッカンスポーツ・コム/芸能コラム「宝塚~朗らかに~」)