大相撲秋場所番付発表 白熊(福島県須賀川市出身)新入幕 県内出身の幕内3人に
日本相撲協会は26日、大相撲秋場所(9月8日初日、両国国技館)の新番付を発表した。福島県須賀川市出身の白熊(25)=本名・高橋優太、二所ノ関部屋=が東十両8枚目から東前頭16枚目に昇格し新入幕を果たした。福島市出身の「大波3兄弟」次男の若元春(30)=本名・大波港、荒汐部屋=、三男の若隆景(29)=本名・大波渥、同=とともに福島県内出身の幕内力士は3人となった。日本相撲協会によると、福島県内出身の力士3人が同時に幕内となるのは1960(昭和35)年3月場所以来、64年ぶり。 福島県内出身力士の新入幕は戦後9人目。白熊は須賀川市の仁井田小から中学と高校は新潟県糸魚川市の相撲の強豪校に進んだ。能生(のう)中、海洋高、日体大を卒業。2022(令和4)年夏場所で初土俵を踏み、2023年秋場所で新十両となった。今年7月の名古屋場所は12勝3敗で十両優勝を飾った。 1960年3月場所では東前頭11枚目に時津山(いわき市出身)、西前頭12枚目に信夫山(伊達市出身)、東前頭15枚目に常錦(古殿町出身)が名を連ねた。