「気づかずぶつかっていた」酒を飲んで運転したら・・・飲酒運転のこわさを体験
RKB毎日放送
飲酒運転の危険性を知ってもらおうと20日、福岡県筑紫野市で酒を飲んだ状態で運転する体験教室が開かれました。RKBの新人記者が教室に参加し、酒が与える影響について体験しました。 【写真で見る】酒を飲んだ状態で運転を体験 ■ビール2缶 チューハイ2缶 ハイボール1缶を飲んで 20日、福岡県筑紫野市の自動車学校で開かれた体験教室には10人ほどが参加しました。 参加者はアルコールを摂取する前に教習コースを運転した後、酒を飲んで同じコースを運転し、その違いを体験しました。 RKB 馬場遼之介 記者「それではお酒を飲んでいきたいと思います」 新人の馬場記者はおよそ1時間かけて、350mlのビール2缶とチューハイ2缶、ハイボール1缶を飲酒。 お酒を飲んだ直後にアルコールチェッカーで検査した結果は、0.56mg/Lと、基準値の3倍以上となりました。 実際に運転してみると、飲酒前には問題なく走行できたスラロームやクランクで、コーンやポールと接触するなど、不安定な運転が続きました。 RKB 馬場遼之介 記者「自分では正常に運転しているつもりなんですけど、自分の気づかないところでぶつかってるということがあったと思います」 参加者は「飲む前よりもスピードが速くなっているっていう指摘を頂いたので、やはり飲酒運転の怖さはそこにあるのかな」 この体験教室は飲酒運転の危険性を身をもって体験してもらおうと、飲酒運転撲滅週間にあわせて開かれたもので、今回で3回目です。 今年、福岡県内では7月末までに、飲酒運転による事故が前の年の同じ時期と比べて7件多い57件発生するなど、飲酒運転の撲滅にはほど遠い状況です。
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