「水分」とりすぎ? 特に「低気圧頭痛が…」という人が意識したほうがいい“余分な水分”とは
絶対湿度計で湿度をコントロールしてみましょう
温度や湿度によってストレスを感じているときに気圧変化が加わると、体調を崩す人は多いようです。頭痛ーるのユーザーアンケートの中には、気圧による体調変化を最小限にするため、温度や湿度に気をつけている、という人が何人かいました。 温度と湿度を心地よい状態に保つことも、気圧の変化による体調悪化を予防するひとつの手段になります。 スポーツ栄養士のくりきみゆきさんも「外気温と室内の温度がプラスマイナス5度ぐらいになるよう温度調整をしています」と話し、外気温を測定するのが面倒なときは、玄関のドアに温湿度計を貼っておくと良いとアドバイスしてくれました。 また湿度については「60%ぐらいが最適」と言いますが、「気温が高いときの60%は蒸し暑く感じると思います」(くりきさん)。 実は湿度には相対湿度と絶対湿度の2つがあり、一般的に湿度と呼ばれているものは「相対湿度」を指しています。空気は温度によって含有できる水蒸気の量が違います。同じ湿度でも気温の高い方が空気中に保てる水蒸気の絶対量が多くなり、不快度が増すのです。 そのため、適度な湿度はどれくらいか、数値で確認するときには1m3の空気中にある水蒸気の質量(g/m3)を表す「絶対湿度」で見る方が分かりやすい、とくりきさんは言います。 快適の目安は絶対湿度で10g/m3程度、と覚えておけば、季節を問わず湿度のコントロールがしやすくなるでしょう。冬場は乾燥しますが、加湿のしすぎはカビや結露の原因になるのでNGです。 絶対湿度を相対湿度と気温から導き出す早見表のほか、絶対湿度を測定可能な湿度計も販売されていますので、気になる方は活用してみてください。 ※『月間100万人利用アプリ! 頭痛ーるが贈る しんどい低気圧とのつきあいかた』より一部抜粋・再構成。 ***
〈取材・監修協力〉 久保奈穂実:漢方アドバイザー、国際中医薬膳管理師 芸能・音楽活動中、ハードな生活で身体のバランスを崩す。漢方薬に助けられた経験から、イスクラ中医薬研修塾にて中医学を学ぶ。成城漢方たまりにて漢方相談・薬膳講師を担う。 くりきみゆき:スポーツ栄養士、ストレングス&コンディショニングコーチ プロアスリートのための体調管理を担う。スポーツに打ち込む家族を支えたい一般の方にも楽しく快適な毎日を築いてもらえたらと、講演活動やメタバース空間「ZEPETO」でのスポーツ知育遊び場運営も積極的に行っている。 デイリー新潮
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