関東甲信が梅雨入り 平年より14日遅く【長野県飯田市】
気象庁は21日午前、長野県を含む関東甲信が「梅雨入りしたとみられる」と発表した。平年より14日、昨年より13日遅い。長野地方気象台によると、1951(昭和26)年の統計開始以来、3番目に遅いという。 飯田下伊那地域では同日、広い範囲で朝から雨が降り、街では傘を差して歩く人の姿が見られた。飯田では午後1時までに20・0ミリの雨が降ったが、同現在は降りやんでいる。 正午ごろ、飯田市街地を買い物に訪れていた同市龍江の女性は「梅雨はじめじめして嫌だなと思う一方で、6月のうちから夏のような暑さが続いていたので少し涼しくなると思うとうれしい」と話していた。 梅雨の間は気圧の谷や梅雨前線の影響で曇りや雨の日が多くなる。関東甲信の梅雨明けの平年は7月19日で、昨年は同月22日だった。 気象台よると、22日の飯田は晴れる見込み。23日からは前線や低気圧の影響で天気が崩れる予想で、気象台は23、24の両日の大雨の早期注意報を全県で「中」としている。