大谷翔平、2年連続3度目「シルバースラッガー賞」…ナ・リーグDH部門、日本選手最多に並ぶ…鈴木誠也は初選出ならず
米大リーグ機構は12日、各ポジションごとに最も優れた打者に贈られ、打撃のベストナインに当たる「シルバースラッガー賞」を発表し、前人未到の「50-50(54本塁打59盗塁)」を達成したドジャースの大谷翔平選手がナ・リーグの指名打者部門で受賞した。昨年に続き2年連続3度目。イチローが持つ日本選手最多記録に並んだ。全30球団の監督とコーチの投票によって選ばれた。ナ・リーグの外野手部門で最終候補に残っていたカブスの鈴木誠也外野手は選出されず、初受賞はならなかった。 大谷は今季DHで159試合に出場し、ともに自己最多の54本塁打、130打点をマークし、主要部門の2冠を獲得。エンゼルスで初の本塁王に輝いた昨季に続き2年連続キングとなった。両リーグでの2年連続本塁打王は史上初で、打点王は日本選手で初めて。打率3割1分は首位打者のアラエス(パドレス)に4厘差、59盗塁は1位のデラクルス(レッズ)に8個差でいずれもリーグ2位。その他、OPS1.036、出塁率3割9分、長打率.646、134得点とリーグ1位に輝くなど、圧倒的な成績を残した。 大谷は今後、受賞ラッシュが予想される。14日(日本時間15日)には最も優れた打者に贈られる「ハンク・アーロン賞」、最優秀DHの「エドガー・マルチネス賞」、オールMLBチームが発表される。21日(日本時間22日)には2年連続3度目の受賞が確実視されるMVP発表が予定されている。
中日スポーツ