梅雨が来ない…東北、史上最も遅い梅雨入りか 仙台城址に青空広がる
仙台市は今日も晴天に恵まれ、梅雨入りが遅れている
東北地方は24日、好天に恵まれ青空が広がり、今日も梅雨入りのめどが立っていない。観測史上、東北で最も遅かった梅雨入りは6月26日(1967年)で、梅雨入りが観測史上最も遅くなる可能性も出てきた。 日本列島で梅雨入りしていないのは、梅雨のない北海道を除いて東北地方だけ。すでに沖縄では11日、梅雨明けが発表されている。東北の昨年の梅雨入りは、南部で5日、北部で6日だった。
仙台管区気象台によると梅雨入りの遅れは、太平洋高気圧の力が弱く、梅雨前線の北上が遅れていることが主因。24日午前現在で東北が梅雨入りする見通しは立っておらず、大気が不安定になる25日に梅雨入りする可能性があるが、26日以降になる可能性も高いという。 爽やかな初夏の陽気の中、仙台の街を一望できる仙台市青葉区の仙台城址には、青空のもと、訪れた観光客が景色を楽しんでいた。栃木県宇都宮市から家族で観光に来た石村安子さん(55)は、「栃木は昨日大雨でどうなるかと思ったけど、こちらは晴れていて安心した。いい天気なので、松島に行く予定です」と笑顔で話した。 仙台管区気象台は今月、東北で4月下旬から降水量の少ない状態が続いているとして、農作物や水の管理に十分注意するよう呼びかけている。 (THE EAST TIMES)