今年の漢字、世論調査でも最多は「金」 「災」など不穏な漢字多く
14、15日実施の毎日新聞世論調査で、今年を表すのにふさわしいと思う漢字1文字を聞き、1859人から回答を得た。最多は「金」(204人が回答)で、日本漢字能力検定協会の「今年の漢字」と同じだった。2位は「変」(同79人)、3位は「災」(同75人)、4位は「苦」(同67人)、5位は「乱」(同63人)。6位以下にも不穏な雰囲気を醸す漢字が多く並んだ。 最多の「金」は、自民党派閥の裏金事件やパリ・オリンピック・パラリンピックでの「金メダルラッシュ」にちなんだ模様だ。3位の「災」は元日の能登半島地震など災害続きだった1年を象徴したとみられる。 6位以下は、高▽闇▽税▽不▽暑▽病――と続いた。「楽」「幸」「笑」など明るい漢字の回答もあったものの少数だった。【村尾哲】