アルインコ、アプリ通信にも対応したデジタル簡易無線機「DR-DPM62W」発売
アルインコは、351メガヘルツ帯デジタル簡易無線(登録局3R、3T)対応の5W出力、車載・固定局用トランシーバー「DR-DPM62W」を発売した。 同機は同社の無線アプリ「Air-InCom.Lite」での通信と新割当ての82チャンネル(ch)分の簡易無線両運用が可能。直接電波が届くところは従来の簡易無線、圏外エリアは本機とブルートゥースでペアリングしたスマホを使ったアプリ無線と使いわけが可能。どちらも無線機のハンドマイクPTT操作で通話できる。あらかじめ設定しておくことで音声を簡易無線とアプリ無線に一度に送信でき、スマホにかかって来る通常の電話呼び出しも応答できる。 同社独自の秘話コード、設定内容を知らせる音声ガイダンス、送受通話録音、周囲の騒音を減らすDSPノイズ抑制など従来のM60シリーズのものを全て継承。ボディーも同シリーズを踏襲、フロントパネルはセパレート方式でDCケーブルもT型ソケットを採用、既存ブラケットやケーブルをそのまま使った設置が容易で、電源周りは12V/24V両対応とACCラインに連動させる自動電源オンオフを採用。業務用車両や船舶でも導入が容易だ。 無線アプリの「Air-InCom.Lite」は1人からでも契約が可能。簡易無線のChのような「オープンCh」が500個あり、ユーザーは好きなチャンネルを一つ選んで通話できる。Chで待ち受けする他人に通話が聞かれるのも無線機と同じだが、オプションの「シークレットチャンネル」を契約すれば他人が入れないチャンネルで通話が可能。同機を新規に購入すると同無線アプリを1アカウント3カ月無料で試せるクーポンコードが利用できる。 同機はオープン価格ですでに出荷開始されている。
電波新聞社 メディア事業本部 報道部