「RRR」連続上映終了!?全国からガチ勢が集結した兵庫のマサラ上映に潜入レポート
■ 昼の部上映終了後「塚口ナートゥ」参加者に聞いた
まずは「塚口ナートゥ」初参加、元気いっぱいの和歌山大学の5人組。「和歌山での『RRR』マサラ上映は経験済みでした。ただ、今回ついにチケットがゲットできた『塚口ナートゥ』の盛り上がりは想像以上で・・・感動してしまって、興奮がまだ収まりません」。 続いて夜の部参加者ながら、昼の部開始前から劇場入りしていた男性。「ラーマの父、ヴェンカタ推しです。ラーマとヴェンカタの壮絶な回想シーンがしっかり描かれることで、ラーマの「使命」の重みをより感じられる。ヴェンカタが登場しない『RRR』は成立しない。30回は観ていますが奥が深いですね」。 上映中の盛り上がり以外に、上映前後の記念撮影や、お土産交換も「塚口ナートゥ」の楽しみのひとつ。ちなみに編集Zも、作品にちなんだ型抜きの紙吹雪、自作イラスト付きの飴やお茶、RRR型のクッキー、さらには作品にちなんだアクセサリーなど数々のお土産をありがたくいただき、上映後もファン同士で楽しい会話が続いた。
■ 7月11日の『RRR』最終上映を目前に控えて
この熱狂的な盛り上がりについて、昼の部上映直後、塚口サンサン劇場戸村さんにききました。 ──戸村さんおつかれさまでした!とにかくすごい汗ですね。 いやー毎回すごく客席盛り上がりますが、今回はジーンとくるほど特別な盛り上がりで、上映中のダンスにも気合が入りました。体力的に昼夜二回は大変ですが、みなさんに楽しんでもらうためなら「なんだってできる!」と思ってやっています。 エンディング曲『Etthara Jenda』、おそらくテルグ語の歌詞を覚えてみなさん歌ってましたね。本当に『RRR』が大好きな人が集まってくれた、と感動しています。 ──ついに7月11日上映終了されるのは、どういった経緯からですか? 1年8ヵ月上映を続けてきましたが、当館はロードショー館なので、夏休み作品を上映するため一旦インターバルを、となりました。しかし公開直後から熱いファンのみなさんにここまで押し上げてもらった。きっとまたスクリーンに帰ってくるはずです。 ──これからのイベントの予定や、今後の構想を教えてください。 直近では今週末にインド映画『K.G.F:CHAPTER 1,2』のマサラ上映、8月には邦画で『帰ってきたあぶない刑事』応援上映が続きます。 今回の『RRR』に限らずクオリティーが高い作品はたくさん存在している。そこに宣伝や、ファンの熱量が掛け合わさり、ここまで大きなムーブメントとなっていった。この『RRR』で得た学びを新たな取り組みにつなげ、引き続き劇場にいらっしゃるみなさんと盛り上がっていきたいですね。