チームは昇格レースの真っ只中

復帰が近づいている室屋成　photo/Getty Images

ブンデスリーガ2部ハノーファー所属のDF室屋成の戦列復帰が近づいているようだ。ドイツ紙『Bild』は、21日（現地時間）に予定されているブレーメンとのテストマッチで室屋が起用されるだろうと伝えている。 室屋は、2月9日に行われたブンデスリーガ2部第21節ハンブルガーSV戦に先発出場し、後半アディショナルタイムに決勝点をアシスト。しかし、その試合で右太もも裏を負傷し、それ以降の公式戦は全て欠場していた。 今シーズンも佳境に差し掛かりつつあった中で離脱を余儀なくされたことは、自身にとっても辛い経験であったと室屋は『Bild』との取材の中で明かしている。 「怪我をしていた時期は、もちろん難しい時間でした。でも、ポジティブな気持ちを保ちながら復帰に向けて努力してきました。前よりも強くなって戻って来た姿をピッチ上で見せたいと思っています」 また、ハノーファーのシュテファン・ライトル監督も、「セイが戻って来てくれれば、我々はサイドのポジションにそこを本職とする選手を再び起用することができる」と室屋の復帰を歓迎している。 ブンデスリーガ2部では、1位と2位が1部へ自動昇格、3位は1部16位とのプレーオフを戦う。ハノーファーは現在勝ち点40で5位につけていて、3位ハンブルガーSVを勝ち点4差で追っている。8試合というリーグ戦の残りの試合数を考えれば十分に追いつくチャンスがある勝ち点差であり、その意味で右サイドのレギュラーポジションを掴んでいる室屋の復帰は、彼だけでなくハノーファーにとっても朗報だろう。