「かまくらよ、なんとか踏ん張って」 2月の観測史上最高気温に冷や汗、薄い壁や穴の補修に奮闘
かまくら、何とか踏ん張って―。飯山市の外様(とざま)地区にある「かまくらの里」で20日、住民有志でつくる「かまくら応援隊」の10人ほどが気温の上昇で解けかけたかまくらを補修する作業に追われた。29日までかまくらの中で鍋を楽しめる「レストランかまくら村」を開いており、予約客の期待に応えようと奮闘している。 【写真】「意地で雪を運んだ」 完成したかまくら
前日、同市は2月として観測史上最高気温となる17・9度を記録。20日の最高気温は9・0度だったがそれでも平年より4・9度高い3月下旬並み。近場の屋根に積もった雪などを運び込み、重機やスコップで固めて雪壁が薄くなり穴が開くなどした25基のうちの4基を修復した。21日も別のかまくらを補修する予定だ。
かまくら応援隊の森勝さん(70)は「大変だが無事に乗り切りたい」。岡山市からかまくらを見に訪れた女性(48)は「雪がなくて大変そうだが、見ることができて良かった」と話していた。