道頓堀でアジアンスターフェス ── 15日まで「アジアン映画祭」開催中
大阪・道頓堀のとんぼりリバーウォークで「アジアンスターフェス」 THE PAGE大阪
アジア映画の最新話題作を紹介する「第10回大阪アジアン映画祭」が開催されている。大阪の魅力をPRして集客効果を高め、大阪の知名度向上を目的にしたものだが、大阪・道頓堀のとんぼりリバーウォークで「アジアンスターフェスティバル 2015」が行われた。極めて大がかりなイベントとなり、買い物客ら約1000人が見守る中、道頓堀川西側から遊覧船に乗った俳優、監督らが登場。川岸に敷かれたレッドカーペット(約30メートル)を歩き、ステージに上がって開幕を祝った。同映画祭は15日まで行われている。
CHEMISTRYの川畑要らもアピール
同イベントでは、大阪観光局局長の開会宣言のあと、松井一郎大阪府知事が挨拶。「大阪は今、さまざまなイベントで盛り上げていこうと、海外からのお客様も招いています。アジアからのお客様は300万人を超えています」などと説明した。 さらに台湾の人気俳優チャン・シャオチュアン、第7回に監督作『セデック・バレ』2部作が、第9回に製作・脚本を務めた『KANO ~1931海の向こうの甲子園~』がともに観客賞を受賞した台湾のウェイ・ダーションらが登場した。 また、インドネシア映画『武士道スピリット』の武田梨奈、実写映画初出演を果たした人気ボーカルユニットCHEMISTRYの川畑要らもステージで映画祭をアピールした。
安藤サクラ、井浦新、若木信吾監督らが登場
最後は、オープニング作品『白河夜船』(よしもとばなな原作)の安藤サクラ、井浦新、若木信吾監督がレッドカーペットを歩いて順番にステージへ。主演の若手女優、安藤サクラは「1人旅で20歳の誕生日に大阪に来て、そこで誕生日を迎えたので、思い出の場所です」と笑顔を見せた。 井浦新は「みなさん、こんにちは。寒い中、どうもありがとうございます。この作品は撮影期間は5日間でしたが、5日間でも情熱を持って取り組めば映画は作れます」と話した。若木信吾監督は「とても素敵な、心がザワザワする(男女の)関係性がある、作品です。サクラさんは非常に美しい」などと語った。 終了後は再び遊覧船に乗り込み退場、グリコの看板の前で停船し、船の上から全員が手を振ってギャラリーに応えた。まさに大仕掛けのオープニングイベントとなった。 映画祭は15日まで。中国、韓国、フィリピンなど17カ国、48作品が上映される。