桂三実（2022年12月撮影）

　6代桂文枝の弟子、桂三実（31）が、26日に都内で開催された「令和6年度NHK新人落語大賞」を受賞した。 　新作「早口言葉が邪魔をする」を演じ、大賞に選出。「ラストチャンスのつもりで挑んだので本当にうれしい！　かまなかった自分を褒めたい！　師匠、焼き肉お願いします！」と喜びを語った。 　三実は、自身のX（旧ツイッター）も更新し「創作落語は創り続けることが最も大事」という6代文枝の言葉を書き込み「師匠文枝の言葉を胸に、その創作落語で受賞できたのが嬉しい限りです」との思いを明かした。 　三実は名古屋市出身で、12年5月に6代文枝に入門した。 　また、師匠の文枝も一夜明けた27日朝、ブログを更新。「昨日　三実から　電話もらいました」「良かった良かった」「打ち上げして　昨日　大阪に帰ってくると　いうことでした」と弟子からのうれしい知らせを伝えた。 　その上で「昨日は　1人で乗り切った　今回の大会　優勝するのは　大変なことです。でも喜びも昨日で　納めて　今日から　より高みを目指して　新しいスタートをきって　頑張って欲しいと思います」と、さらなる精進を求めた。