【フィギュア】過呼吸搬送の佐藤駿が元気な姿「僕は大丈夫」初の世界選手権へ意気込む
フィギュアスケート男子で来年3月の世界選手権(米ボストン)代表に内定した佐藤駿(20=エームサービス/明治大)が23日、大阪・東和薬品RACTABドームで会見に出席し、元気な姿を見せた。 【写真】男子フリーの演技を終えた佐藤駿 初優勝を目指した全日本選手権。21日のフリーでは、ジャンプミスが相次ぎ、148・90点の合計230・80点で最終順位はまさかの7位。演技後は過呼吸で医務室に運ばれ、取材エリアには姿を見せられず、この日が試合後初めての公の場だった。 吉報はホテルの自室で。確認するために、携帯を開いては閉じて、を繰り返していたといい、「結果が出てからは本当にすごくうれしい気持ちがいっぱい。ファンの皆さんにも心配をかけて申し訳ないと思っているけど、僕は大丈夫」と笑顔を見せた。 今月のグランプリ(GP)ファイナルでは銅メダルを獲得するなど飛躍のシーズン前半戦となったが、24年の締めめくりは苦杯をなめた。鍵山優真(21=オリエンタルバイオ/中京大)、壷井達也(22=シスメックス)らとともに、初出場の大舞台で巻き返しを図る。「笑顔で最後まで全力で滑りきる。(26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の)枠もかかってくる。表彰台を目指してがんばりたい」と、気持ちを引き締めた。【勝部晃多】