巨人・阿部監督 試合前の早出練習で自ら打撃投手「打てない人は来た方がいいと思うんですけどね」
◇セ・リーグ 巨人0―3ヤクルト(2024年6月22日 東京D) 巨人はヤクルトとの投手戦に敗れて借金生活に突入。交流戦明け最初のカードで連敗を喫して2カードぶりの負け越しが決まった。本拠・東京ドームでのヤクルト戦はこれで今季5戦全敗となっている。 【写真】<巨・ヤ>初回、好機で打ち上げてしまい悔しそうな岡本和(撮影・木村 揚輔) サイスニードに6回まで5安打8三振で無得点に封じられた打線は、その後も沈黙し、結局、6安打無得点。 好調の1番・丸が5回までに3打席連続安打で気を吐いたが、この時点でチームの総安打数は4。結局、チームの6安打中3安打を丸が記録するという結果で、広島と並んで両リーグワーストタイの今季12度目の零敗を喫している。 阿部慎之助監督(45)はこの日の試合前に行われた早出練習で指揮官自ら打撃投手を務め、秋広、吉川、萩尾、泉口らを相手に汗を流した。 だが、先発組では吉川が4打数無安打、萩尾が2打席2三振。秋広は0―0の7回に代打に登場して粘ったが、10球目のワンバウンドするチェンジアップに空振り三振して二盗を仕掛けた一走・立岡との三振ゲッツーに打ち取られた。泉口は最後まで出番がなかった。 試合後、阿部監督は「ゼロに抑えたら一生負けないけど、ゼロだったら一生勝てないよね」とし、「打てないのは、練習するしかないですよね」とポツリ。 自ら打撃投手を務めた早出練習については「打てない人は来た方がいいと思うんですけどね。いくらでも投げてあげますのでね」と話していた。