国際通貨基金（ＩＭＦ）は16日に最新の世界経済見通しを発表し、マレーシアの2024年の実質国内総生産（ＧＤＰ）成長率が前年比4.4％になると予測した。前回（今年１月）の見通しから0.1ポイント上方修正した。 　25年の見通しについては、前回予測と同じ4.4％に据え置いた。消費者物価指数（ＣＰＩ）上昇率の見通しは、24年が2.8％、25年が2.5％と予測。失業率の見通しは、24年、25年ともに3.5％と予測した。 　24年の世界全体の成長率は3.2％と予測し、前回の見通しから0.1ポイント上方修正。25年の見通しについては、前回の見通しと同じ3.2％に据え置いた。 　東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）の原加盟５カ国（マレーシア、インドネシア、フィリピン、タイ、シンガポール）の24年の成長率は4.5％と予測し、前回の見通しから0.2％下方修正。一方、25年の見通しについては4.6％と、前回の見通しから0.2ポイント上方修正した。