賃上げがさらなる物価上昇を招く「悪循環」が止まらない
日本でも物価上昇が続いている(撮影:尾形文繁)
先進国のインフレは新たなフェーズに入った。新型コロナウイルスの感染拡大によるサプライチェーンの混乱、ロシアのウクライナ侵攻による資源価格高騰などがもたらした一時的な物価上昇は一段落した。 だが、この物価上昇による実質賃金の目減りから、労働者は賃上げ圧力を強め、その賃上げが物価を押し上げる要因となっている。物価上昇に対応して賃上げが行われ、その賃上げが一段の物価上昇につながるという形で、1970年代のような賃金・物価のスパイラル的上昇が起きるリスクが強まっている。
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新見 未来