女店員を逮捕、全国初…遊ぶ動画100本超を投稿、カジノに誘って報酬もらう 1年間で550万円を得ていたか 飲食店に勤務する34歳「違法だと思わなかった」
動画投稿サイトで海外のオンラインカジノに関する宣伝や勧誘を行い、賭博を手助けしたとして、埼玉県警保安課と大宮署の合同捜査班は19日までに、大阪市淀川区木川西1丁目、飲食店従業員の女(34)を逮捕した。県警によると、女はオンラインカジノ運営側と勧誘の実績によって報酬を受け取るアフィリエイト契約を結んでおり、同様の契約をしている勧誘者が逮捕されるのは全国で初めて。 あきれた女、“クロエ”サンダル買って「サイズ違う、返金して」…まさかの返品で逮捕 派遣社員の35歳
捜査班は、女の勧誘によってオンラインカジノで賭博をしたとして、常習賭博の疑いで、大阪市浪速区幸町3丁目、飲食店経営の男(39)を逮捕した。 女の逮捕容疑は、海外のオンラインカジノ「ベラジョンカジノ」について、日本国内の不特定多数の人物を相手に賭博をしていることを知っているにもかかわらず、昨年11月4日ごろから12月25日までの間、動画配信サイトなどで、同カジノの利用を勧誘して利用者として登録させ、賭博行為をほう助した疑い。「オンラインカジノにアフィリエイト契約して客を勧誘することは違法だと思わなかった」と容疑を否認しているという。 同課によると、女は他のオンラインカジノとも同様の契約を結び、今年2月までに自身が遊興している様子を収めた動画を約110件投稿していた。動画にひも付いたオンラインカジノの利用登録サイトを経由した客が遊興のために使った金額に応じて、女に報酬が支払われており、直近1年間で約550万円の報酬を得ていたとみられる。
県警のサイバーパトロールにより、女の犯行が浮上した。同課などは、他にも女の動画などによって勧誘された人物がいるとみて、捜査を継続している。