日テレ東京V村松智子主将、ストップ清家貴子誓う…ベレーザ戦だけ今季公式戦無得点に「何が何でも取らせたくない」
WEリーグ・日テレ東京VベレーザのDF村松智子主将が21日、川崎市多摩区のヴェルディグラウンドで行われた練習後に取材に応じ、最終節の三菱重工浦和戦(25日・浦和駒場)で、勝利で今季を締めくくることを誓った。 今季はリーグ発足3季目での初優勝を目指していたが、2節を残して三菱重工浦和に連覇を決められた。「何が何でも勝たなきゃいけない相手。今シーズン少しずつ積み上がってきたものを最後にレッズという最高の相手でできるというのは本当に楽しみ。今の自分たちの力を全てピッチで出す。それでもかなわなかったら、もっと練習しなきゃいけない。いつも自分たちの力を出せずに終わってしまうので、100%の力を出せるように全員がやっていかなきゃいけない」と力を込めた 日本の女子サッカーを引っ張る両チームの対戦だが、WEリーグ発足後はベレーザは三菱重工浦和にリーグ戦3分け2敗と未勝利。先制しても追いつかれるなど、勝ちきれない試合が続いた。「(ベレーザが)2点取っても、3点取っても諦めずにガツガツ来るイメージがあるけれど、いつも高さだったり、フィジカルのところで飲まれてしまう印象。今、自分たちがボールを大事にする時間なのか、セーフティーにはっきりするのか、もっと中で自分がリーダーシップを取ってもっとやっていかなきゃいけない」と話す。 相手は今季18得点で断トツ得点ランクトップのなでしこMF清家貴子が攻撃を担う。「能力が高くて、パスもシュートもできる選手。警戒はしているけれど、やっぱり一人ではないと思う。そこを警戒しつついろいろな選手を見ながらやっていかないと。(今季の清家は)ベレーザだけに(リーグ戦とリーグ杯で)点を取っていないと聞いた。何が何でも取らせたくないという思いは、ちょっとひそかにあります」と清家の全チーム得点を阻む。 この日の全体練習後には2011年女子W杯VメンバーのDF岩清水梓からのクロスに頭で合わせる居残り練習も行った。“岩清水塾”について「冷静に考えたらぜいたく」とうれしそう。「いろいろなところで教えてくれる。クロスの入り方やヘディングの合わせ方」などを直々に学び充実のトレーニングを終えていた。
報知新聞社