小名浜道路、2025年度までに開通へ 福島県が見通し示す 小名浜港から常磐自動車道までの所要時間半分に
福島県いわき市の小名浜港と常磐道を結ぶ「小名浜道路」は、第2期復興・創生期間が終了する2026(令和8)年3月までに開通する。県によると、工事の進捗(しんちょく)状況を踏まえ見通しが立ったという。 開通時期について、県はこれまで「2020年代初頭」を目標として掲げていた。現在約8割の区間で改良工事が完了しており、開通時期を見込めたという。今後は道路の舗装や橋りょうの整備などを進め、早期開通を目指す。 小名浜道路は、同市泉町から同市山田町を結ぶ全長8・3キロの自動車専用道路で、県が「ふくしま復興再生道路」に位置付けて整備を進めている。開通によって小名浜港から常磐自動車道までの所要時間が現在の約半分の13分となり、物流の円滑化が見込まれる。大規模災害時の緊急輸送機能や、産業・観光の活性化なども期待される。