「お金と良好な関係に」安心できるお金の管理能力の作り方
「人生全体が健康的な状態か、という観点からアプローチするホリスティックでは、個人のファイナンス(財政状況)は重要です。それは体と心と健康的な関係を結ぶことが大切なように、自分の財政状態とも健康的な関係を築けなければ人生全体が幸せとは言えないからです」とヘルスコーチのAYUMIさん。今回は、ファイナンシャル・ウェルネスについて教えてもらった。 【写真】「浪費グセ」ついてない? 「お金が貯まらない人」の習慣10 ▼AYUMIさん NYの栄養学校にてホリスティックヘルスコーチの資格を取得、栄養指導者として女性たちの人生向上をサポート。世界100種類以上の食事理論、ライフスタイル、文化に精通する経験から、個人カウンセリング、企業プログラム、商品企画、など多方面で活躍中。
「ファイナンシャル・ウェルネス」とは?
ファイナンシャル・ウェルネスとは、自分の収入の範囲内で生活し、安心できる方法でお金を管理できる能力のこと。この中には、収入と支出のバランスをとること、管理し、働いてお金を作り、将来に備えて貯蓄すること、お金に関する自分の感情を理解することが含まれます。 お金のことを考えるとき、使うとき、いつもどんな感情が働いているでしょうか? ホリスティック的に考える、真のファイナンシャル・ウェルネスとは、お金と感情、両方で築かれるものになります。生活するには十分なお金があったとしても、お金に対する怖さや罪悪感、恥などの否定的な感情があると、お金を生み出す能力を避けたり、本当は欲しいと言いながら、お金を遠ざけることにつながります。
ファイナンス・ストレスと精神の関係
個人のお金の状況は時に、大きな精神のストレスになります。ストレスがかかると、過食したり、アルコールを飲み過ぎるようになったり、タバコの量が増えたり、体に炎症がおきたり、衝動買いをしやすくなります。ストレスは不眠症、高血圧、頭痛、腸や消化器系の問題、疲労という身体的な症状にも現れます。いつもお伝えしていることですが、過食や不眠、体の不調はただ食べ物を変えればいい、というだけではないのです。人生は様々な要素の組み合わせで出来ていて、もし自分のお金の状態が不安定ならば、そこからのアプローチも必要だと言うこと。反対に言えば、そこのストレスを感じなくなれば、他の面も良くなると言うことです!