俳優・水上恒司さん(25歳)が40代女性に感じる「大人の魅力」とは【特別インタビュー】|美ST
ドラマ「中学聖日記」で鮮烈なデビューを飾ってから6年。大きく成長した水上恒司さんの活躍が目覚ましい。寡黙な青年や、凛々しい熱血漢などの男っぽい役柄に加え、お茶目でユーモラスな素顔も注目の的。今回の初美STではどんな表情と心の内側を見せてくれるのでしょうか? 【写真あり】タンクトップからのぞく水上恒司さんの肉体美
今を見つめる眼差しと、周囲を見渡す俯瞰の眼差し。“周りのために”未来を見据えて日々口にする食事や、母や姉との何気ないやりとり。今の自分がいるのは、そんな周りの存在があってこそ
お話を伺ったのは……俳優・水上恒司さん(25歳) 《Profile》 1999年5月12日、福岡県生まれ。連続テレビ小説「ブギウギ」やドラマ「ブルーモーメント」などで好演。映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』で第47回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。映画『八犬伝』が10月25日、『本心』が11月8日公開予定。 今、次の作品に向けて体を大きくしているところで、筋トレもしています。僕は毎年1つやり続けるものを決めていて、去年アクションシーンが多い映画『OUT』に出させていただいたのですが、体が動かないと自分が本来やりたい芝居に集中できないと学んだので、ストレスがかかっても耐えられるような体作りをしようと思っています。でも役者をしていなかったら、トレーニングしていなかったかな(笑)。
それより大事なのは食事。カロリー源は主にラーメン!頰がこけ始めたなと思ったら“朝ラー”を決めますね。いい素材やオーガニックは体にいいのは当たり前だけど、みんながそういう食生活ができるわけではないし、やっぱり添加物もうまいし(笑)。目的と気分や体調に合ったものをストレスフリーで食べています。 時々ですが料理もします。先日は豚肉とアボカドとサニーレタスをのせたサラダうどんを作りました。お風呂は炭酸の入浴剤を入れて、頭からザブンと全身浸かるのが自分流。炭酸のお湯に頭まで入ると、頭皮に残った整髪料やシャンプーなどの残りも流せると聞いたので実践してます。
美STの読者さんは40代がメインだそうですが、その年代の方は心と体のバランスが整い始めるので素敵だなと。僕は“人生経験”にもすごく価値があると考えるほう。若い頃は無理して体力勝負で突破してきただろうけど、ようやく心身のバランスが取れ始めてもうひと勝負だ、となっていくのってカッコいい。 それに男にはわからない“女性ならではの周期”と折り合いをつけながら生活するのって大変じゃないですか?と言うのも以前、自分が役作りで体を絞らなければならない時に、母とダイエットの話をしたことがあったんです。母は「女性は50代くらいになるとホルモンバランス的にも体重コントロールが難しくて痩せづらくなる」という話をしてくれて、すごく勉強になりました。うちはそういうことも正直に話し合える家族。 自分で言うのもなんですが親の人間性が立派なんじゃないかな(笑)。2年前、水上恒司に改名する時期の前後、5歳上の姉と初めて差しでご飯を食べて腹を割って話して、あの時はこうだった、あの時はこんなふうに思っていたんだというような答え合わせをした時間も嬉しかった。 僕は負けず嫌いなので小さい頃は喧嘩もしたけれど、この人ありきで僕もいるんだと思えたし、こんなにも支えられている部分があるんだと感慨深かったですね。