能登半島地震で集団避難の生徒は金沢市内の会場で受験も… 全日制公立高校一般入試はじまる
北陸放送
石川県内の全日制公立高校の一般入試が6日から2日間の日程で行われています。能登半島地震によって奥能登から集団避難している受験生は、金沢市内で試験に臨んでいます。 【写真を見る】能登半島地震で集団避難の生徒は金沢市内の会場で受験も… 全日制公立高校一般入試はじまる 全日制公立高校の一般入試は、40校に去年より228人少ない6,650人が志願し、平均の志願倍率は、去年より0.03ポイント低い0.98倍となりました。このうち、1.12倍と能登地区では最も志願倍率が高くなった七尾高校では、推薦での内定者を除いた一般入学枠200人に対し224人が受験しました。 また金沢市の県教員総合研修センターでは、午前8時前、能登半島地震で白山市の施設に集団避難している輪島市、珠洲市、能登町の生徒92人が到着し、研修室などで試験に臨んでいます。 崖顕さん 「(昨日は)ぐっすり寝れた。勉強してきたことをしっかり生かせるように頑張りたい」 一方、集団避難せず、自宅の車庫や台所などで受験勉強を行ってきた輪島市の崖顕さんは、地元の輪島高校で試験に臨みました。 このほか地震で試験会場を設置できない、羽咋、穴水、田鶴浜の各高校は、近くにあるほかの学校で試験を行っています。 試験は6日と7日の2日間で、6日は国語・理科・英語の3教科が、7日は社会と数学が行われます。合格者は3月14日の正午に発表されます。
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