犬塚浩弁護士 “頂き女子りりちゃん”懲役9年「厳しいですね」 立件しやすかった理由「マニュアルを…」
弁護士の犬塚浩氏(62)が28日、28日放送のフジテレビ「ワイドナショー」(日曜前10・00)に出演。「頂き女子りりちゃん」を名乗って詐欺などの罪に問われた渡辺真衣被告(25)が22日、名古屋地裁で懲役9年、罰金800万円の判決を受けたことに言及した。 渡辺被告は「頂き女子りりちゃん」を名乗って恋愛詐欺のマニュアルを販売し、自身も男性の好意につけ込み計約1億5500万円をだまし取ったとして、詐欺などの罪に問われた。 犬塚氏はこの判決が重いのか妥当なのかと聞かれると、「重いです。厳しいですね」と明言。「やっぱりまだ20代、判断力のない人がまあ実刑9年で」と続けた。 さらに「罰金800万円なんですけど、罰金を払えないと労役場留置っていうので刑務所に入るのと同じような罪状で、たぶん1年か2年ぐらいやらなければいけないので、おそらく10年近くは刑務所の生活になりうると」「刑務所に入るのと同じようなことが義務付けられますから」と説明した。 MCの東野幸治が「判決は見せしめ的なところも多分にあるんですか」と尋ねると、犬塚弁護士は「はい」と断言。「実は今回の場合はマニュアルをある種オープンにしたので立件しやすかったところはあると思うんですね。マニュアルをオープンにしてなかったら言った言わないの世界になってくるので、ここまで立件できたかっていうところはあると思います」と解説した。 「実はデート商法とか恋愛商法って言うんですけど、要するに恋愛感情を悪用して買わせるっていう商売は実ははびこっていまして。ただ立件が凄く難しい。当人の話だけなので」と語ると、「当人同士で言った言わないの世界ですから。今回はマニュアルだったんで、こういうふうにしたんだろ、っていうことが割と証明しやすかったということはあると思います」と強調した。