文科省天下りあっせん問題、早稲田大が記者会見(全文1)職員の処分は検討中
元局長、教授、口裏わせに応じた人事担当者の処分について
共同通信:共同通信のオオエと申します。 鎌田:マイクが(※判別できず)。 共同通信:質問2つあります。まず元局長、そして現在、教授の処遇についてと、あと、この口裏合わせに応じた人事担当者の処遇について伺いたいんですが。 橋本:ちょっと聞きたいのは、処遇という意味は、処分とか、そういうことでしょうか。それに関しては。 鎌田:じゃあ僕のほうから。まず、元高等教育局長、本学任期付教授に関しましては、本日、辞表が提出されまして、大学としてこれを受理いたしました。それから職員の処分につきましては、さらに詳細を検討した上で、誰がどのような形で責任を取ることが適切かということを詰めて、検討したいというふうに考えます。 司会:ほかにいかがでしょうか。 時事通信:時事通信社のヨネダと申します。すいません、今のお答えで確認なんですけども、元局長、今日、辞表を提出されて、大学として注意したということですけれども、もうこれで辞職されたという形になる、本日付でもう辞職されたということになるのでしょうか。 鎌田:はい、そうです。
文部科学省からの接触というのはいつからなのかを具体的に
読売新聞:読売新聞のイシカワと申しますが、1問だけまず。この文部科学省からの接触というのはいつから、時系列で何日に、要するに早稲田側が文科省にこういう人が欲しいみたいなっていう、そういう、文科省じゃないですけども、そういう公募みたいなのがあって、それを見た人事課が接触してきたとか、局長が接触するとか、そういう時系列でちょっと、教えていただけますか。 橋本:はい、先ほどお話にありましたように、大学総合研究センターを設立したのが2014年の2月でありますけれども、そのときからこの目的であります高等教育研究、あるいはそれに関連する行政、そして教育方法を新しく開発していくということに関する人材をまとめるということは、初めからやっていたことでありまして、どこにどういう人がいるかということは常に、これに限らないのですけど大学としては、(※判別できず)になる人材はどこにいるかといったことは常に見ているところであります。その中で文部科学省のほうから情報提供があって、依頼というよりはそういう人がいるということを把握したと。 読売新聞:具体的に何日ですか。 橋本:守田さん 守田:記録では6月下旬、26日という。 男性:ちょっとこれ、マイク使ったらどうですか。 守田:この調査結果の中身では6月26日、最初に大学に接触というふうに書いてございますけれども、その日は私もお会いしましたけれども、いわゆる新任のごあいさつということで、私どもとしてはこの日が特にあったというわけではなくて、7月の13日になりまして文科省のほうの人事課から先生に、吉田元局長の情報提供があったということが最初でございます。 鎌田:これちょっと、今の、6月26日に最初の、この監視委員会の資料によりますと受け入れ打診があったという、6月26日に最初に会ったという、これは局長に会ったのではないですから。人事課の職員がこの日にあいさつに来たと。こちらとしては別に、新任のあいさつの名刺交換のつもりであいさつしたのだけれども、文科省としてはその日に打診をしたという供述をされているのですけれども、そういう認識はなかったというのが今、説明したことの趣旨であります。 読売新聞:それはどなたがそう言ったのですか。 守田:具体的には、ごめんなさい。ちょっとだいぶ前で、名前を今、持ってきていなかったのですけど、ちょっと今、メモをもらいますので少々お待ちください。 読売新聞:ご本人ではないのですか。 島田:それは関係ない。 守田:人事課の2名の方ですけど、はい。 読売新聞:ここで13日に、局長の情報提供が、どこにある。 守田:人事課にあります。 読売新聞:こちらの人事課。 鎌田:大学の。 守田:大学の人事課です。文科省の人事課から大学の人事課でございます。 読売新聞:それからどういう経緯でなったんですか。 守田:少し時系列でお話をさせていただきます。7月の13日にそういうことで、吉田元高等局長に関する情報、退職、そろそろするということも含めてそういった情報提供がございまして、そのあと7月の具体的な日はありませんけども下旬になりまして、やはり文科省の人事課から吉田先生の採用に当たって、面談のスケジュールを調整しましょうということで7月下旬にその調整を行いました。その結果8月6日に吉田先生と教務部の教員人事担当者との面談を設定させていただきました。 ご承知のとおりその間に、8月4日には吉田元局長が、当時ですけど、文科省を退職されているということでございます。8月6日にそこの面談をしましたけどそれはいわゆる採用の手続きの面談ではなくて懇談といいますか、今、先ほど橋本副総長のほうから大学総合研究センターが目指すべきものはこういうものだということの理念なり、あるいはやっていただけるような仕事はこういうことですってご説明を申し上げていると同時に、吉田元局長のこれまでの研究業績、あるいは教育業績といったものがそこで生かせるかというような形で双方で懇談をして、そういうことであれば今後、採用のほうのところにお互いがうまく合えば、次へ進めますねということでの懇談でございまして、繰り返し申し上げますが、採用に関わる面談ではございませんで、あくまでもそういったことで懇談を行ったのが8月6日でございます。 それを経まして、そういうことで吉田元局長も早稲田でぜひ働きたいということでございましたので、教員用履歴書が本学に提出されました。この教員用履歴書と申しますのは研究業績等も入っているいわゆる履歴書でございますので、これを基に大学のほうではそのあと教授としての審査の材料というか、資料に使わさせていただく資料でございます。 そして時間が過ぎまして9月の24日に本学の大学総合教育研究センター管理委員会というのがございまして、そこで開催され、吉田元局長から出された教員用履歴書を基に研究業績、その他、あるいは大総研でこの方にやっていただくにふさわしいかどうかという審議が行われ、採用のことが通りました。で、それを受けて大学の法人本部の、法人会議におきまして最終的に吉田元局長の教授任期付の採用が決定してごさいます。採用の決定のところまでのプロセスというところでございますので、そのようにお答えさせていただきました。よろしいでしょうか。 【連載】文科省天下りあっせん問題、早稲田大が記者会見 全文2へ続く