「中間貯蔵施設」建設へ調査進む中 「適正な環境アセスメントを」自然保護に関する学会などが要望 山口・上関町
山口・上関町で立地可能性調査が進む使用済み核燃料の中間貯蔵施設についてです。自然保護に関する7つの学会や委員会が、環境への影響を調査し住民などから意見を聞く制度「環境アセスメント」を適切に行うよう求めました。 【写真を見る】「中間貯蔵施設」建設へ調査進む中 「適正な環境アセスメントを」自然保護に関する学会などが要望 山口・上関町 7つの学会や委員会の代表者が、上関町に要望書を提出しました。 上関周辺の海域は生物多様性の保全のために重要な場所であるとして、環境への影響を調査し結果を公表して住民などから意見を聞く制度「環境アセスメント」を適正に行うよう、中国電力に指導することなどを求めています。 学会などは、中国電力が原発建設に向けて行った調査からは20年以上が経過していて、今の状況や基準に基づいた総合的な環境アセスメントのやり直しが必要と訴えています。 上関町では24年11月、中間貯蔵施設建設へ向けて活断層の有無などを調べるボーリング調査の掘削作業が終了しています。 日本動物分類学会生物多様性保全委員会 佐藤正典 委員長 「瀬戸内海自体が世界でもまれに見る生物多様性保全の重要なポイントなんですね。地元の人にはその価値をよく認識していただいて、特に適正な環境アセスメントの実施は強く中国電力に対して指導すべきことではないかと」 学会などは、中国電力にも同様の要望を出していて、12月13日、県にも提出する予定です。
テレビ山口
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