ブルージェイズ菊池雄星が今夏の移籍市場の目玉に急浮上! 抜群の安定感で崩壊状態のローテけん引中
今夏のトレード市場は昨夏の大谷に続いて日本人選手が目玉になりそうだ。 ブルージェイズ・菊池雄星(32)のことだ。2021年までプレーしたマリナーズでは一時、先発失格の烙印を押されたのは今や昔。今季は開幕から好調で、ここまで9試合に登板し2勝3敗と黒星が先行しているものの、防御率2.60、55奪三振。四球はわずか10個(リーグ8位タイ)と抜群の安定感で、崩壊状態のローテをけん引している。選手の貢献度を示すWAR1.7はレッドソックスの右腕ハウク(1.9)、タイガースの左腕スクーバル(1.8)らに次いでリーグ4位につけている。 ⚡大谷・母の 超 絶 貴 重 写 真 ⚡真美子夫人とビックリするほど激似!!! ネットで大注目されている実際の写真 チームは17日現在、19勝23敗の勝率.452で首位ヤンキースと9.5ゲーム差のア・リーグ東地区最下位。投打とも振るわず、現時点で上位浮上は絶望的だ。菊池は今季で契約が切れるだけに、ブ軍の地区優勝、ポストシーズン進出が絶望的になれば、今夏のトレード市場に出るのは必至。 大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言った。 「16日のオリオールズ戦では勝利投手の権利目前で降板させられた。扱いを見る限り、ブ軍は菊池をトレード要員に位置付けていると思う。菊池は今季で契約が切れる上に、年俸1000万ドル(約15億円)と今季の働きの割には格安です。年俸は一部負担で済むだけに、メジャーでも貴重な先発左腕の菊池には他球団からのトレードの打診が殺到し、見返りとして有望株が得られるはずです」 トレード市場ではいうまでもなく、ポストシーズン進出の可能性があるチームが「買い手」に回る。チームによってはポストシーズンでの戦いを見据えて弱点を補強するケースもある。 「菊池獲得に動く可能性があるのは、ア・リーグならヤンキースとレンジャーズ。ナ・リーグであれば、今永と誠也のカブスあたりでしょう。いずれも後半戦はローテが厳しくなり、安定感のある先発が必要になるからです。中でもカブスは確実に試合を作れるのが今永くらいで、若手有望株2人を放出して菊池の獲得に動く可能性はあります」(前出の友成氏) 菊池は今永、誠也と共闘することになるかもしれない。 ◇ ◇ ◇ 菊池の母校・花巻東の後輩がドジャース大谷翔平だ。2009年、当時の大谷が中学3年だった頃、菊池を擁する花巻東が春の選抜で準優勝、夏もベスト4に。菊池の活躍は大谷たちの間でも大きな話題になり、後の進路を決定づけることになった。 ●関連記事【大谷を知る】「(菊池雄星を)高1で超えてやる」 天性の負けず嫌いが花巻東に進学した“本当の理由” も要チェックだ。