「お別れしたくない」…卒園児が一人ずつポニーに乗って登場 子どもたちが学んできた園舎の牧場で卒園式
ポニー牧場を園舎としてつかう保育認定園
長野県茅野市豊平の蓼科ポニー牧場を園舎として使う信州型自然保育認定園(特化型)「牧場ようちえん『ぽっこ』」で15日、卒園式があった。卒園児7人がともにポニーに乗って登場し、保護者ら約40人が卒業を祝った。 【写真】園では羊の豪快な毛刈りも
3年間ともに過ごしてきたポニーとともに
ぽっこは2021年4月に開園。自然の中での生活やポニーとのふれあいを通して命の大切さや思いやりの心、自立心を育んでいるという。卒園式は屋外で開いた。卒園児たちが一人ずつ、3年間ともに過ごしてきたポニーに乗って登場。その後、手形や職員のメッセージ入りの卒園証書を受け取った。
ぽっこ代表の上村礼奈さん(48)は園児たちに「自分の思いを伝えること、人の気持ちを考えることなど、生きていく上で必要な力をいっぱい身に付けてきた。小学校でも頑張ってほしい」と涙ながらにエールを送った。
卒園児の一人の山本楷ちゃん(6)は式後「馬と遊んだり、外で鬼ごっこをしたりしたのが楽しかった。みんなとお別れしたくない」と話しつつ「小学校に行って勉強を頑張りたい」と意気込んだ。