米下院、台湾との二重課税の排除加速含む法案を可決 行政院「早期成立に期待」
(台北中央社)米下院は1月31日、米台間の二重課税排除を加速する法案を含むパッケージ法案を賛成357、反対70で可決した。行政院(内閣)は1日、台米双方が法案について高度な共通認識を有しているとした上で、関連の手続きが可能な限り早期に終えられるよう望む考えを示した。 行政院院会(閣議)後の記者会見で同院の林子倫(りんしりん)報道官が述べた。 パッケージ法案は今後、上院で審議される。両院で可決されれば、大統領の署名を経て成立する。ホワイトハウスは法案を支持する考えを表明している。 下院外交委員会インド太平洋小委員会で民主党のトップを務めるアミ・ベラ議員は可決後、この立法は中国が持つ重要な技術や資源に対する依存を減らし、同時に米台間の海外直接投資を増加させるだろうと言及。さらに米台の競争力を高めるだけでなく、労働者や企業が中国経済の影響力に抵抗する能力を増強させ、目覚ましく発展する米台関係を強化させるものだとの見解を示した。 (頼于榛/編集:田中宏樹)