岩手県産の小麦からカビ毒検出 菓子店、製品を自主回収
JA全農いわては28日、県産小麦の一つ「ナンブコムギ」から、嘔吐などを引き起こす恐れのある「カビ毒」が検出されたと発表した。JAによると、これまでに健康被害は確認されていない。ナンブコムギを使った製品を販売する菓子店などは、自主回収や廃棄といった対応に追われている。 JAによると今月9日、東京都内の製粉会社から自主検査でカビ毒が確認されたと連絡を受け、改めて調べたところ、県内外の製粉会社3社に出荷したナンブコムギから基準値を超えるカビ毒を検出した。いずれも2022年産ナンブコムギで、22年9月~23年11月20日に計約711トンを販売したという。