願いを込めて七夕飾り 三重・松阪署と交通安全協会 まつさか幼年長児
横断歩道を渡る練習も
7月7日の七夕を前に、三重県松阪市中央町の三重県警松阪署(西條一人署長)と松阪地区交通安全協会は26日午後1時から、同署別館多目的ホールで、近くの私立まつさか幼稚園(髙橋司園長、113人)の年長児35人を招き、ささ飾りを作った。園児たちは、さまざまな願い事を書いた短冊や折り紙で作ったちょうちんなどを飾り付けた。ささ飾りは七夕まで同署1階に設置される。 この日、園児たちは高さ約2.5メートルのささ2本に「まちがへいわになるように」「さかあがりとそくてんができるようになりたい」など、それぞれが願い事を書いた短冊を結わえ、地区交通安全協会の女性部が折り紙で作ったリボンやスイカ、ペンギンなどを飾り付けた。 飾り付けの後、林勝交通第一課長と▶信号を守る▶道路では遊ばない▶道路に飛び出さない▶道路を渡る時は横断歩道を渡る――の四つの約束を交わし、署の駐車場の横断歩道で2人ずつ渡る練習をした。 園児たちが左右を指さし確認し、元気に手を上げて渡る姿を県警のマスコットキャラクター・ミーポ君も見守り、渡り終えた園児らには反射材キーホルダーが手渡された。 世古橙生君(6)は「泥棒がいない世界になってほしいと書きました。ちゃんと横断歩道を渡ります」、松井咲頼ちゃん(5)は「事故が起きないようにと願いました。飾り付けが楽しかった」とそれぞれ笑顔で話した。