反町隆史さん、大人気ドラマ『GTO』が26年ぶりに復活した理由とは?|STORY
令和を生きる子どもたちに、生きる上で大切なことについて伝えたいと思ったんです
ーー令和を生きる子どもたちに対して何を伝えたいと思って、この作品に向き合いましたか?ご自身の経験もそこには反映れていますか? 僕が演じる鬼塚英吉は、過去作でも本作品でも生徒ひとりひとりに全力で向き合う熱い男なんですけど、こういう先生って今、日本では減ってきていると思うんです。先生と生徒という立場こそあれど少々、距離感があるなと感じていました。僕の子どもは海外の学校に通っているのですが、そこの先生の子どもたちに対する愛情表現や接し方、ひとりひとりを人間として尊重している様子をみて感銘を受けて、そのエッセンスを鬼塚英吉に詰めてみました。 子どもを育てた経験がある父親としても令和を生きる子ども達にも、鬼塚英吉を通して、生きる上で大切なことについて伝えたいと思ったんです。令和のGTOがどういうふうに皆さんに映っていくのか、自分自身も楽しみですね。
26年振りとは思えない空気感で、懐かしい気持ちになりました
ーー久しぶりに生徒の方とお会いして、どうでしたか? 26年振りなので、僕も会う前は「どうなるのかな?」「どんな話をするのかな?」なんて思って緊張していましたよ。ただ顔合わせをして撮影が進んでいくと、ブランクがあるとは思えないくらい、自然にあの当時の空気感になっていったんです。「懐かしいな、本当に26年たったのかな」なんてしみじみと考えたりしました。不思議と僕と生徒のみんなの関係は当時の先生と生徒のままなんです。本当は5歳くらいしか変わらないんですけどね。当時僕が24歳で、たぶん生徒役の人たちは19歳とかそのくらい。でもその頃の5歳って大きいじゃないですか?今の年だともう一緒ですけど、あの時の関係性のままなんです。 ニット¥ 52,800 (JAMES PERSE/JAMES PERSE青山店) パンツ ¥ 27,500 (TRIPLE DOUBLE/ノウン) 撮影/平井敬治 ヘアメーク/INOMATA(&’s management) スタイリスト/二村毅(hannah)取材/小出真梨子