＜明治撃剣-1874-＞オリジナルテレビアニメが1月14日スタート 激動の近代日本黎明期の“サムライ”描く 中村悠一、三上哲、黒沢ともよ、Lynn出演
明治時代を舞台としたオリジナルテレビアニメ「明治撃剣-1874-」が、1月14日午後11時にBS松竹東急で放送をスタートする。近代日本の激動の黎明（れいめい）期を舞台に、西洋化の波にあらがい、“サムライ”の心を持ち続ける人々の生き様を描く。声優の中村悠一さんが主人公の元会津藩士・折笠静馬を演じるほか、三上哲さん、黒沢ともよさん、Lynnさん、山路和弘さんらが声優として出演する。 【写真特集】激動の明治描くオリジナルアニメ「明治撃剣-1874-」 迫力アクション！ 注目カットを一挙に
大政奉還から7年後の1874年、明治政府が欧米列強国に追いつくべく富国強兵策を推し進めていた時代、西洋化の波にあらがい、「武士の世を再び」と政府転覆の陰謀がひそかにたくらむ人々がいた。もはや後戻りができない「時代」に対して、それでも「サムライ」の心を持ち続ける意味をキャラクターの感情を通して繊細に描く。大久保利通や岩倉具視、江藤新平、木戸孝允、松平容保、西郷隆盛といった歴史上の実在の人物も登場する。
玉村仁さんが監督を務め、櫻井司さんと戸塚直樹さんが原案、戸塚さんがシリーズ構成、錦織成さんと小峰正頼さんがキャラクターデザイン、片山修志さんが音楽を担当する。つむぎ秋田アニメLabが制作する。
玉村監督は「この作品は日本の代表的な文化の一つである『時代劇』が持つ娯楽のエッセンスを存分に織り込んで大事に演出をして作り上げました。ご一新という転変を経てもなお、過去にとらわれたキャラクターたちが織りなす群像劇、新たな秩序を築き上げていく政府と、それを転覆させようと暗躍するあまたの顔役たちとの組織劇……などなどといった一見複雑な要素が多い作品に見えますが、本質は新時代を迎え未成熟な社会の中で右往左往する人々を描いた人間ドラマです。キャストの皆さんの味わい深い熱演や、毎話展開される多様なチャンバラ活劇にもご期待ください！」とコメントを寄せている。
戸塚さんは「昨今の時代劇の定番といえば、妖怪変化などが登場する奇想天外な物語、または史実に忠実で重厚な物語、この真逆の二つが広く楽しまれています。本作『明治撃剣-1874-』は、その間にあるうそとまことのグレーゾーンを狙った痛快エンタメ時代劇です。物語は明治7年、時代の転換期まっただ中の日本に警察組織が誕生する前日から始まります。ポリス、サムライ、ニンジャ、ヤクザ、ゲイシャ……さまざまな思惑を秘めたキャラクターたちが東京を舞台に激突します。どうぞ頭を空っぽにしてお楽しみください」と話している。
