【今月おすすめの本】増山実『今夜、喫茶マチカネで』他3編
『夢みるかかとにご飯つぶ』 清 繭子 ¥1760/幻冬舎
40代、既婚で2人の子どもの母親である著者。編集者として17年間務めた出版社を辞めてフリーランスに。その先には「小説家になる」という目標が――。編集者時代の思い出や、デビューが叶っていない現状への思いなどを記した一冊。世の中に小説家のエッセイは数あれど、“小説家になりたい人のエッセイ”は貴重。「何者か」を目指す情熱に触れ、明るい気持ちになれる。
『料理人という仕事』 稲田俊輔 ¥946/筑摩書房
LEE8・9合併号で「ミニマル料理」を披露してくれた著者による、「幸せな料理人」になるための入門書。料理人のなり方や向き不向き、修行の必要性、調理以外の仕事の重要性や独立の考え方まで、この一冊で楽しさから厳しさまでを一通りシミュレーションが可能に。夢が料理人という子どもはもちろん、いつか料理の世界でチャレンジをしたいと考える大人も必読!
『おうち英語 語りかけ パターン75』 バイリンガルベイビー ¥1760/KADOKAWA
YouTubeで人気の英会話チャンネル『バイリンガルベイビー』から生まれた一冊。ネイティブ圏の親が子どもに語りかける英会話のパターンを紹介。「お願いする」「意見を聞く」「励ます」など、さまざまな場面で使い回しができ、さらに親子の間で自然とコミュニケーションがとれるようなフレーズがいっぱい。子どもと一緒に、暮らしの中で英語に親しみたい人にはぴったり! Staff Credit イラストレーション/SAITOE こちらは2024年LEE10月号(9/6発売)「カルチャーナビ」に掲載の記事です。