「カメムシがすごく多くて…」冬の定番『みかん』暑さや害虫で収穫量減 でも「めちゃめちゃ甘いです」和歌山・上富田町
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冬の定番といえば「みかん」。今年は「豊作」とは言えないようです。 言わずと知れたみかんの収穫量日本一の和歌山県。上富田町で収穫が始まっているのが「木熟みかん」です。 通常、みかんは青いうちに収穫しますが、木熟みかんは5月の開花から約200日以上にわたり木に実らせたまま熟させます。 (みかん農家・森和也さん)「(Q木熟みかんの出来は?)めちゃめちゃ甘いです」 こうして育ったみかんは収穫後、「糖度」別に分けられます。最も上のランクの「木熟201」の糖度は14度。甘さが魅力です。 しかしこのみかん、今年は収穫量が減っているといいます。その理由は… (みかん農家・森和也さん)「夏場の害虫とか春先からカメムシがすごく多くて、花がついた時点で実が落とされたりしていた」 秋まで長引いた暑さに加え、カメムシや蛾など、害虫の被害があり収穫量が減少したそうです。 JA紀南によりますと今年は去年に比べ収穫量が2割ほど減る予想です。 いつもより厳しい環境の中、たくましく育った木熟みかん。出荷は12月初旬から来年の2月下旬ごろまでです。
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