備えあれば憂いなし! 冬キャンで暖房器具と一緒に使いたいコアラの「一酸化炭素アラーム」が新発売
冬キャンプの必需品と言えば暖房器具ですが、テント内で石油ストーブや薪ストーブなどを使用するのであれば、用意しておきたいのが一酸化炭素アラームです。理由は、一酸化炭素が危険なのは無色無臭であることで、ガス漏れなどであれば臭いで気付くことができますが、一酸化炭素中毒を対策するには一酸化炭素アラームが必要不可欠だからです。 【写真】コアラのイラストが可愛い一酸化炭素アラームを見る(全4枚)
ガス警報器メーカーから一酸化炭素アラームが登場
一酸化炭素アラーム(チェッカー)は各メーカーから発売されていますが、ガス警報器メーカーの新コスモス電機が「アウトドア用一酸化炭素アラームCOALAN(コアラン)」(以下、COALAN)を、2023年12月から山善 家庭機器事業部を通じて家電量販店にて数量限定で販売が開始されました。 発売に至る背景は、キャンプや登山などのアウトドアでの環境で、炭やストーブ、発電機から発生する一酸化炭素(CO)がテントやタープ内を滞留し、一酸化炭素中毒を引き起こす危険が高まります。そこで一酸化炭素アラームの備えがあれば憂いなしというワケです。
高基準の衝撃・振動試験をクリアした高性能を発揮
COALANは、新コスモス電機がアウトドア専用に考案した信頼性の高い一酸化炭素アラームです。製品の特徴は、防塵・防滴構造を採用しており、アウトドアでの使用を想定し、保護等級IP54相当の防塵・防滴構造とするほか、気温-10~50℃、湿度15~95%RHの環境に対応。 また、耐衝撃・耐振動にも優れており、ガス警報器メーカーの高い基準の衝撃・振動試験をクリア(※砂地、芝生、砂利上に2mの高さから製品を自然落下させる社内試験および振動試験機を用いて加速度2.9G、全振幅6mmの条件で3方向に各1時間振動させる社内試験)。落下による衝撃にも強く、持ち運び時の振動に耐える構造となっています。
正しく使用するために点検作業は忘れずに!
アラームは、一酸化炭素濃度25ppm以上の状態が15分継続、または100ppm以上になると日本語音声で警報をお知らせします。なお、COALANをより安全に使用するために、まず使用前に正常に作動するかどうかの点検を行うほか、本体清掃後にも同様に点検を行ってください。 点検方法は、カセットコンロを点火しガス成分をスポイトで採取、スポイトの先端の温度が下がるまで30秒ほど待ち、COALANの検知部にスポイト内の一酸化炭素を吹きかけると(検知部から1cmほど離す)、画面に一酸化炭素の濃度が表示されます。ちなみに警報濃度を超えると赤色LEDが点滅してアラーム音が鳴動すれば、点検は完了です。
ソトラバ編集部