掲載された「フォーブスアジア版」を手に笑顔の秋元順子

　21日に77歳の喜寿を迎える歌手の秋元順子（76）が、19日発売の新曲「ひとりごと」で初の男歌に挑戦する。57歳でCDデビューしており、まもなくデビュー20周年。2月には米フォーブス誌アジア版で「50歳以上のアジア人女性ランキング50」に選出された。「喜寿になる今年に選んでもらえたのは運命。これからも頑張っていける力をもらえた」と喜びを語った。 　50歳以降が人生の新たな黄金期であることを証明する女性をアジア14カ国から選ぶ企画。秋元は57歳でデビュー後、2008年に61歳でNHK紅白歌合戦に出場。76歳の今も精力的に活動を続けていることが評価された。 　日本人では過去に、芸術家の草間弥生さん（95）や東京都知事の小池百合子氏（71）らが選出されている。「名だたる方々に並べて光栄。70歳を超えて評価してもらえるのはうれしい」と喜んだ。 　選出を知ったのは知人からの連絡。「そんなことはないと思っていたら、本当に選ばれていてビックリ」と振り返り、「大きな病気もなくここまでやってきた自分を少しは褒めたい」と胸を張った。 　20周年は通過点。今後も新たな挑戦を続ける。初の男歌となる新曲「ひとりごと」もそのひとつだ。別れた恋人と久しぶりに再会した男性の儚さが描かれている。作曲は「終着駅」「雨の慕情」などを手がけた浜圭介氏（78）で「僕が聴いてきた中でも一、二を争うほど歌がうまくて、声が若々しい」と絶賛する。秋元は「いろんなすてきなプレゼントをいただきました。私の歌声で聴いてくれる人に返していきたい」と誓った。（高原　俊太） 　≪20日に誕生日コンサート≫誕生日前日の20日に、東京・住吉のティアラこうとうで恒例のバースデーコンサートを開催する。「これがあるから初心を忘れずに活動できている」と思いを明かした。コンサートは2部構成で、第1部では50～70年代のヒット曲を中心に、第2部では自身の曲を歌唱する。「1部には私の青春時代の思い出ソングを詰め込みました。お客さんも青春時代を思い出して楽しんでもらえるかな」と笑みをこぼした。