フジテレビ系「新宿野戦病院」に出演する上段左から中井千聖、石川萌香、萩原護、中段左から余貴美子、柄本明、生瀬勝久、高畑淳子、下段左から平岩紙、塚地武雅、岡部たかし、馬場徹（C）フジテレビ

　小池栄子（43）と仲野太賀（31）がダブル主演を務めるフジテレビ系「新宿野戦病院」（7月3日スタート、水曜午後10時）に、柄本明（75）生瀬勝久（63）らが出演することが明らかになった。岡部たかし（51）高畑淳子（69）余貴美子（68）らも出演する。 　同作は、新宿・歌舞伎町にたたずむ「聖まごころ病院」を舞台に「命」の尊さを投げかける新たな“救急医療”エンターテインメント。脚本を、TBS系「不適切にもほどがある！」を手がけ、ヒットに導いた宮藤官九郎氏が担当する。柄本らの他、平岩紙、岡部たかし、馬場徹、ドランクドラゴン塚地武雅、中井千聖、石川萌香、萩原護の出演が決定した。 　柄本が演じるのは、創業100年の「聖まごころ病院」3代目院長の高峰啓介。腕のいい元外科医で、ホームレスから犯罪者まで、分け隔てなく治療することで歌舞伎町の“赤ひげ先生”と称されていた。しかし、今となってはアルコール依存症となり、現場を退き、病院を手放すか否かの瀬戸際に立たされている。出演にあたり「クドー脚本は、キソーテンガイ・ヘンゲンジザイ・ジュウオウムジン・タイカノカイシンです。ただ今、よってたかって関係者一同、関係者以外立ち入り禁止で頑張っています。私も出ております。見てくださいどうぞよろしく」と、信頼の厚さを感じさせるコメントを寄せた。 　生瀬が演じるのは、院長の啓介の弟・高峰啓三。外部で不動産コンサルタントとして働いて成功しており、高峰家唯一の金持ちとなり、兄の啓介を見下しているというクセのありそうな役どころ。「初顔合わせがあったときはこれだけのメンバーがそろってるっていう期待感・ワクワク感ですよね！脚本の額面通りをやろうとは思っておらず、せりふから導き出されるものを演じていきたいなと思っております」と意気込んだ。 　NHK連続テレビ小説「虎に翼」でヒロインの父親役を好演している岡部は院内の内科・小児科医の横山勝幸役で出演する。「視聴者の皆さま、一風変わった医療ドラマをお楽しみください。また改めて命についてぼんやりでも考えてみてください。あと小池栄子さんの英語まじすごいっす。笑えるっす。伝染するっす」と見どころを挙げている。 　余は、元アメリカ軍医のヨウコ・ニシ・フリーマン（小池）の実の母であるリツコ・ニシ・フリーマン役、高畑は、病院の金庫番兼経理担当を務める白木愛を演じる。