大阪発女子高生バンド「ЯeaL」大阪城音楽堂でデビューレコ発ライブも
9日にシングル「秒速エモーション」でメジャーデビュー
大阪発女子高生バンド「ЯeaL」大阪城音楽堂でデビューレコ発ライブも THEPAGE大阪
最後の制服で大阪野音を満員にしたい──。大阪在住の女子高生4人組バンド「ЯeaL(りある)」がいま、様々な取り組みで脚光を浴びている。9日にシングル「秒速エモーション」でメジャーデビューを果たし、大阪を代表する商店街「千林商店街」に大きなフラッグを掲げるコラボを展開。また、27日には大阪城音楽堂(大阪市中央区)でデビューライブを行うという。リーダーのRyokoは「制服は最後なんでぜひ見に来ていただけたら」と強い意気込みをみせている。
結成きっかけはSNSとオープンキャンパス
ЯeaLの結成は現在高校3年生の4人組バンド。結成のきっかけは、2012年にRyokoがオーディションに出たことがきっかけでバンドを組みたいと思い、SNSでメンバー募集をかけたり、専門学校のオープンキャンパスなどで)Fumiha、Aika、Yurikaらとであったことがきっかけだという。だが、最初は「1回で終わる」予定だったという。 しかし、1回限りと思っていたが、出場した大会で賞を取れなかった悔しさ、みんなで一生懸命練習などを積んでいくと「もっとやりたい」という気持ちも強くなり、バンドは継続されることになったという。Ryokoが各地のライブハウスと交渉し東京や名古屋などへ夜行バスで行きライブを行う「東名阪ツアー」なども企画するなど、精力的な活動を続けた。 だが、ライブではバカにされたり「アイドルか?」と言われるなど、悔しい思いもたくさんしてきたという。「まだ中3、高1とかだったんで、子ども扱いされることが多かった。けっこう思うようにいかない時もありました」とメンバーそれぞれが振り返るが、そんな声にめげることなく悔しさをバネにライブを続け、今回デビューのチャンスをつかんだ。
27日に大阪城野外音楽堂でイベント、武道館最速デビューへの一歩に
デビュー曲「秒速エモーション」は、気合いをいれて100曲くらい書いた中から選んだもの。Ryokoがメンバーに送って相談し合い、動画投稿サイトでも流したところ反響を受けたため、これに決めたという。さらに、このデビューイベントを千林商店街とコラボイベントを行うこととなり「秒速エモーション」を流してもらった。また、これだけではなく、買い物客へのメッセージや商店街のテーマソングをカバーしたものも流すなど、地域密着なスタイルで周知を図る点も「大阪らしさ」の表れかもしれない。 そして、その商店街には「3000人という無謀な挑戦」という大きなフラッグが掛けられていた。聞けば27日に大阪城野外音楽堂でデビューイベントを行い、3000人はその収容人員を指すという。タイトルは「ЯeaL "至上最大無謀なデビューレコ発ライブ" at 大阪城野音 ~ゆずれない想いが野音にある!~」という長いものだが「それだけ熱い思いが込められているんです」とRyokoは素直な気持ちを語る。 いまの目標は、ガールズバンド最速の「日本武道館公演」を行うこと。「デビューから1か月もたってないけど記憶の残る日になるし、高校生ガールズバンドとしては今月が最後。この制服姿のЯeaLもみてほしい」とメンバー全員が強い意気込みを語る。その第一歩が今回の大阪城音楽堂でのイベントとなりそうだ。果たしてどのような一歩になるのか? 入場は無料(入場時ドリンク代500円は必要)で、27日午後3時から行われる。