東日本大震災後、初めて原子炉を起動させたばかりの東北電力女川原子力発電所2号機で、機器の不具合により原子炉が停止したことについて、石巻市の齋藤市長は「非常に残念」と述べました。 【写真を見る】齋藤正美石巻市長「原子炉の停止などは住民に多大な不安を与える」女川原発2号機の原子炉停止で東北電力に要望伝える　宮城 齋藤正美石巻市長: 「念には念を入れてもこういうものは出てくるのかなと。非常に残念でもあり、これを受け止めて次へのステップへと期待するしかない」 石巻市の齋藤市長は、定例会見で、女川原発2号機の原子炉停止についてこのように話しました。 2号機は10月29日、震災後初めて原子炉が起動しました。ところがわずか6日後の4日、機器の不具合による原因調査のため、原子炉を停止しました。石巻市にはすぐ東北電力から不具合の発生や原子炉停止について電話連絡があったということです。 また、齋藤市長は、5日、状況説明のため市役所を訪れた女川原発の阿部正信所長に、「原子炉の停止などは住民に多大な不安を与えるので、肝に銘じてしっかりと取り組んでほしい」と要望したということです。