長澤まさみ×森山未來が『モテキ』以来14年ぶりにタッグ。蓬莱竜太作・演出の舞台『おどる夫婦』
舞台『Bunkamura Production 2025「おどる夫婦」』が2025年4月10日から東京・新宿のTHEATER MILANO-Zaほかで上演される。 作・演出を手がける蓬莱竜太の新作書き下ろしとなる同作は、現代社会では非常に生きづらい性質を持っている夫婦の約10年間の軌跡を描いた作品。長澤まさみと森山未來が夫婦役でダブル主演を務める。2人がタッグを組むのは映画『モテキ』以来、約14年ぶりだという。 東京公演終了後は、2025年5月10日から大阪・森ノ宮ピロティホール、5月24日と25日にりゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 劇場、5月31日と6月1日に長野・サントミューゼ 大ホール(上田市交流文化芸術センター)で上演。 【蓬莱竜太のコメント】 世界には夫婦の物語が無数に溢れていますが、新たな挑戦としてまだ言葉が見つかっていないような男女の関係を自分なりに描きたいと思っています。多分甘くない話です。だけど力のある作品にしたいです。 長澤まさみさんとは数年前に一人芝居の企画でご一緒して以来です。非常にタフさが必要な稽古でしたが、作品に真っ向からぶつかる姿勢や眼差し、自分と戦っているような在り方がとても印象的でした。立ち姿の美しい役者さんだと思っています。 森山未來さんは知り合ってから随分と年月が経ちますが、仕事をするのは初めてです。才能があらゆる方向に伸びている彼ですが、彼の核のようなものを探して、触れることが出来たらと思っています。未來くんの感性と融合しつつ演劇を造れることは大きな刺激です。 二人のタッグが強力で素晴らしいことは既に立証されていますが、だからこそ新しい関係性の二人をお見せすることが出来たらと思っています。「夫婦」の二人を楽しみに劇場にお越しください。 【作品概要】 とある夫婦の約10年間の軌跡を描く。 現代社会では非常に生きづらい性質を持っている夫婦。 故に二人は何となく協力するようにつがいになり、粛々と生活することを好んだ。 口にしたことはないが、自分たちのことを理解できるのは自分たちだけで、互いに相手を理解していると思っていた。 しかし、世界は向こうから入り込んでくる。 共に生活する中で、やがてほころびが生まれたり、ズレが生まれてくる。不器用な二人は、問題を上手く回避したり、解決するのが苦手であった。 ただ、世界に対してこの言いようのない焦燥感を理解できるのは、伴侶だけであると互いに信じている。信じようとしている。 二人にはわからない。自分たちは何で繋がっているのか。信頼とか絆とかよくわからない。愛がよくわからない。 そんな不器用な夫婦の10年の記録。
CINRA編集部