正月で「松阪かるた」展 豪商センターで1月16日まで 大型パネルに解説 三重
一般社団法人松阪市観光協会・豪商のまち松阪・観光交流センター(通称・豪商センター)とNPO法人松阪歴史文化舎でつくる「豪商のまち観光文化共同事業体」は現在、三重県松阪市魚町の同センターで企画展「『松阪かるた』で知る松阪」を開いている。入場無料。来年1月16日まで。 松阪かるたは、2018(平成30)年度に第三銀行(現・三十三銀行)と市などが制作。一般公募の市民がモデルとなり、松阪の名所や特産品、歴史などをテーマにした写真を、津市出身の写真家・浅田政志さん(45)が撮影した。地域商社・三十三地域創生㈱(同市京町)が一昨年に復刻し、同センターなどで販売している。 同展は、かるた遊びのシーズンに合わせて初めて企画。山本真帆センター長は「年末年始で家族や親戚が集まった時に、松阪かるたを楽しんでもらえたら」と話す。 かるたは全部で46枚あるが、その中でも松阪木綿「記念日は松阪木綿で撮影会」や松阪豚「愛情たっぷりで育つ松阪豚」、松阪鶏焼き肉「煙からご飯がすすむ鶏焼き肉」、松阪茶「ちゃちゃもも大好き松阪茶」といった特産品、間もなくやって来る2月の初午大祭「さるはじき災い消し去る岡寺さん」、今年国宝になった船形埴輪(ふねがたはにわ)「船形埴輪を測ってみたら自分サイズ」など11枚の大型パネルが並ぶ。センター職員が解説を付けた。 例えば松阪豚の解説は「水と緑に恵まれた松阪という風土で幼少期のワクチン以外に薬剤を使わずに育てられます。通常より二か月ほど長く肥育し、乳酸菌と酵母を配合したオリジナル肥料を与えることで、きめ細かなサシが入ります(後略)」と詳しい。