阪神・佐野 太陽が沈んでも輝く「夜の大陽」に 「わくわく感ある」独立L不慣れナイターも打率・321
阪神・ドラフト5位の佐野(日本海富山)が23日、愛知県春日井市の中部大で自主トレを公開した。名前が「たいよう(大陽)」の即戦力遊撃手は、プロでは太陽が沈んだ後のナイターでも躍動することを宣言。昼夜問わず高いパフォーマンスを発揮し、レギュラー奪取を目指す。 「独立(リーグ)の時に初めてナイターを経験して、今までと違う気持ちだったり、わくわく感はあって、ナイターの方が好きでした」 言葉に込めた自信は数字が物語る。今季、所属した日本海リーグでは打率・333(通算144打数48安打)をマーク。独立リーグ1年目で不慣れなナイターでも打率・321(56打数18安打)と快音が鳴りを潜めることはなかった。プロでは平日の試合は基本的にナイター。大学時代までデーゲームがほとんどだったが、「時間帯が変わろうと、やることは変わらない」と力強くうなずいた。 照明の影響で打席でのボールの見え方が違ったり、昼夜の試合で成績に差の出る選手もいるが、佐野は「ナイターの日は良くて、デーの日は悪い、そういう選手を目指しているわけじゃない。1年間通して結果を残したいっていう思い」と気合十分。太陽に左右されない選手を目指す。 「成長して久々に監督とも会いましたし、うれしい気持ちになった」 この日は母校のグラウンドでノックを受けるなど、約3時間の自主トレを敢行。“虎の大陽”は夜も輝きを放ち、グラウンドを熱くする。(遠藤 礼)