二宮和也“誠司”の正体が明らかに、中川大志“ミズキ”を心配する声も高まる<ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~>
二宮和也、大沢たかお、中谷美紀がトリプル主演するドラマ「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」(毎週月曜夜9:00-9:54、フジテレビ系)の第8話が11月27日に放送。視聴者の考察で焦点となっていた誠司(二宮)の正体が、ついに明かされた。(以下、ネタバレを含みます) 【写真】横浜で起きている事件の取材を続ける桔梗(中谷美紀) ■自分が何者か知りたい誠司が蜜谷と会う 同ドラマは、人々が思い思いに過ごすクリスマスイブという“たった一日”の出来事を1クールかけて描く、謎と愛と奇跡の物語。 主人公は、記憶を無くした逃亡犯の勝呂寺誠司(すぐろじ・せいじ/二宮)、臆病で頑固な洋食店「葵亭」のシェフ・立葵時生(たちあおい・ときお/大沢)、地方テレビ局「横浜テレビ」の報道キャスター・倉内桔梗(中谷)。3人の物語が並行して進んでいき、最後に運命の交錯を果たす。 第8話で警視庁組織犯罪対策部管理官・蜜谷(江口洋介)とようやく会うことができた誠司。2人は誠司を追う国際犯罪組織・アネモネや警察から逃れるため、路線バスに乗り込んだ。 ■誠司がバスジャック犯に!? 桔梗の調べにより浮上した天樹勇太という名前。誠司は「天樹勇太って誰なんだ?」と蜜谷に問い掛けた。すると蜜谷は「天樹勇太は俺が殺した」と口にする。 ちょうどそのとき、バスが停留所に着き、他の乗客と共にアネモネの幹部・神林(一條恭輔)が乗り込んできた。蜜谷との密会の証拠写真を撮り、隠し持っていた拳銃を誠司に突きつけて降りるように命じる神林。その隙をついて抑え込んだ誠司だったが、アネモネ2代目のミズキ(中川大志)がバイクで追いかけてきていることに気付き、運転手に指示してバスジャックが起きたように仕立てた。 警察をあえて集めることで、裏切り者として自分を狙っているであろうミズキの目をあざむくためだった。 ■自分の正体を知った誠司の決意 バスの中と同時に描かれた葵亭での梅雨美(桜井ユキ)への取材。梅雨美は勇太の恋人で、5年前に「2年待ってほしい」と言われて以来、連絡もいっさいとれなくなったが待ち続けていた。その梅雨美により勇太が警察官だったことが明かされ、蜜谷がさらに詳しく過去を語った。 東京のある警察署に配属されていた勇太は、6年前に警察幹部の汚職を偶然見つけ、公にしようと動いていた。だが、上層部の圧力で勇太が汚職の張本人として秘密裏に処分されることに。そこで蜜谷が勇太に関する警視庁の情報を消し、“勝呂寺誠二”としてアネモネに潜入させた。1~2年の任務で警察官に戻す予定だったが、情報がアネモネに漏れていたことで難しい状況になり、長引いてしまっているのだと。 ただ、その間にミズキに信頼されるようになっていた誠司は、この日の夜に行われる大きな取引の中心人物になり、アネモネを壊滅させるチャンスが巡ってきていた。その前夜、第1話冒頭にあった殺人事件が起き、誠司は記憶を失い、逃亡犯となったというわけだ。 バスには亡き妻の墓参りのため偶然にも時生が乗り込んでおり、誠司が記憶を失っていることを知らないまま、梅雨美を待たせていることを訴えかけた。SNSには梅雨美との再会を願う声が上がる一方で、TVer限定で配信されている前日譚で誠司とミズキが和やかな様子を見せていたこともあって「ミズキどうするのかな」「ミズキも救ってやって」「ミズキのこと考えると切ない」とミズキへの注目度も上昇。 ラストでは、誠司が「アネモネを壊滅させる」と言ったあとに銃声が響く展開となった。次回はミズキの動向も鍵となりそうだ。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部