今いくよさん、坂田利夫さんとの“恋バナ”の真相 くるよさんとの絆 「さんまのまんま」再放送
5月27日に膵(すい)がんのため亡くなった漫才師今くるよさんが、相方の今いくよさんとコンビで出演した「さんまのまんま」(14年7月放送分)が9日、関西地区で再放送された。 番組は「ありがとう今くるよさん さんまのまんま」と題して放送。冒頭、テロップで「(くるよさんが)お亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします」とし、初回放送日時を伝えた。 明石家さんま(68)がゲストを迎えてトークするバラエティーで、駆け出し時代からさんまを知るいくよさん、くるよさんが、そろって出演した。 当時、さんまは58歳。「もうすぐ59になるんです」などと言い、スタート。いくよさん、くるよさんは、さんまに向かい「恩人」と感謝した。さんまの紹介で、歌手福山雅治のコンサートに出演(大阪・フェスティバルホール)したことがあり、福山から「いくよ姉さん」「くるよ姉さん」と呼んでもらったことなどをうれしそうに報告した。 気心の知れた3人のトークは進み、さんまが「とうとう結婚なさらなかったですね」と口にすると、2人はそろって「いや、まだわからへんて!」。さんまは、のけぞりながら「そんなことないでしょ」と言いつつ、坂田利夫さんと、いくよさんの恋愛ネタをつっこんだ。 さんまは「坂田利夫師匠と結婚か? いう時期もあった。坂田師匠が(いくよさんを)好きで、週刊誌まで載って…」。これに、当時30歳過ぎだったといういくよさんは「その時は、漫才ブームがきて、これから! という時やった。それが苦労してるときに声かけられたら、(結婚へ)いってたかもわからんな」と、まじめな表情で答えた。 女性コンビは結婚や出産で転機を迎えるが、これに、くるよさんが「コンビは2人一緒に結婚せんと、絶対あかんな」としみじみ。原則として、仕事の依頼もコンビでしか受けなかった2人の絆の固さをかいま見せた。 さらに、さんまが「くるよ姉さん、恋のうわさなかったな」とつっこむと、くるよさんは「1回だけ、高校生の男の子とあった。『ちょっとラブ』や」。これにさんまが「え? ちょっとデブ?」とつっこみ、3人そろって大笑い。駆け出し時代からの気心しれた先輩、後輩の掛け合いトークで、くるよさんをしのぶ放送となった。