父が定年後にプロのカメラマンを目指すそうです。65歳まで会社員だったのに、急に「カメラマン」として稼げるのでしょうか?
定年後に趣味を生かしてプロのカメラマンになりたいと考える方もいるでしょう。しかし65歳まで会社員だった父親が、急にカメラマンとして稼げるのか心配になるかもしれません。 そこで今回は、プロのカメラマンになる方法や、カメラマンの平均年収について調べてみました。カメラマンは、スキルやセンスがあれば年齢にかかわりなく挑戦できる仕事ですから、参考にしてください。 ▼65歳から70歳まで「月8万円」をアルバイトで稼ぐと、年金はどれだけ増える?
カメラマンになるには?
厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」によると、商業カメラマン(営業写真家、フォトグラファー)は「主に広告・宣伝用に、依頼者の要望を受けて、特定の人物や商品、自然や風景などの写真を撮影する」仕事のことです。プロのカメラマンになるために、特に学歴や資格は必要ありません。 専門学校などに通って写真撮影の専門知識やスキルを学び、カメラマンの助手になったり、広告制作会社などに就職して経験を積んだりすることが一般的です。プロのカメラマンとして認められるかどうかは、個人の能力や営業努力によります。継続的に依頼を受けられるほどの技術や人脈があれば、フリーのプロカメラマンとして独立できるでしょう。
カメラマンの平均年収
カメラマンの年収はその人の働き方やスキルにもよりますが、平均的な年収については521万2000円ということです。 会社に勤務していれば上記のような賃金が会社から支払われますが、フリーの場合は依頼者との契約によります。作品を買い取ってもらったり、使用によって使用料金を得たりする方法があるでしょう。特定のサイトに自身の作品を登録して、写真が使われた場合に報酬を得る方法も多くなっています。
定年後にプロのカメラマンを目指すことは可能?
65歳まで会社員だった父親が、定年後にカメラマンとして稼げるのか心配になるかもしれませんが、それはやってみないと分からないでしょう。実際に65歳を過ぎてからプロのカメラマンになったシニアの方もいるようです。 一般社団法人シニアライフデザイン協会は、さまざまな分野で活躍するシニアを紹介していますが、その中には66歳でプロとしてキャリアをスタートしたフォトグラファーもいるようです。 その方が本格的にカメラを学んだのは65歳で、プロ養成講座やセミナーなどに通ってからプロとしてスタートしたようです。撮影した作品が評判を呼んで、継続して仕事の依頼を受けているとのことです。