阪神藤川球児監督（2024年10月30日撮影）

　阪神の藤川球児新監督（44）が1日、ABCテレビ「newsおかえり」に秋季キャンプが行われている高知・安芸から生出演。ドラフト1位で指名したNTT西日本の伊原陵人投手（24）の魅力や起用法を話し、キャンプ参加中のある左腕にも期待を寄せた。 【写真】阪神ドラ１伊原陵人の投球フォーム 　藤川監督は伊原の魅力について「僕としては金丸くんか伊原投手を最初から目を付けていた。彼はストレートの回転数が2600を超えてくるので、そこをスカウトのみなさんが挙げていた。だったらそれをいきましょうと。社会人に行って今年急激にスピードが上がったと。それが今も持続しているということだったので、だったら行きましょうと」と球速アップが1つの決め手になったと話した。 　起用法については「当然先発でと考えてはいるんですけど、彼自身がどこでもやりたいという気持ちがある」と先発、中継ぎ、抑えのすべて経験がある左腕に頭を悩ませた。ただ、続けて「キャンプに来ている伊藤将司もすごいボールが戻ってきたし、及川見てびっくりした」とキャンプ参加中の左腕に驚いたことを明かした。 　ともに中継に出演したOBの下柳剛氏（56）も及川について「段違いに良くなった。リリースポイントがしっかり安定してたたくというかね。ボールをたたけるようになった。スライダーなんかビヤーと曲がってたから。だいぶルーキーとかと争いになるんじゃないかな」と予測。藤川監督も「左投手多くて。安藤コーチと金村投手コーチがやってくれると思う」と争いが楽しみなようすだった。